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           ■□■ うつくしま教育通信 Vol.148 ■□■ 

    発行:福島県教育委員会 http://www.pref.fks.ed.jp/ 2016.9.20

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☆☆ 目次 ☆☆

◆リレーエッセイ
   県教育委員会委員         浅川なおみ(あさかわ なおみ)
◆日々の思い
   県教育庁全国高校総体推進室長   鈴木 義祐(すずき よしひろ)
◆「お薦めの一冊」コーナー 
◆学校自慢コーナー
   福島市立福島第三小学校
   南会津町立檜沢中学校
   福島県立いわき養護学校
◆読者投稿欄「みんなの学舎」      
◆お知らせ
   ◎福島県教育委員会からのお知らせ
   ◎生涯学習課からのお知らせ
   ◎福島県立図書館からのお知らせ
◆編集後記     
   教育総務課長           高橋 洋平(たかはし ようへい)

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◆リレーエッセイ 

 「音楽業界へまでも進出するIT」

            県教育委員会委員 浅川なおみ(あさかわ なおみ)
 
 6月29日。いつものようにNHKBSで朝5時から放送される
「クラシック倶楽部」の録画を観ながら朝食を食べていたときのことである。
 曲目は、あまり馴染みの無いソナタとベートーヴェンのソナタ「クロイツェル」である。
ヴァイオリンは川久保賜紀、ピアノは江口玲。どちらも今を代表する若い
演奏家である。私は後半のクロイツェルソナタを楽しみに何気なくTVを観ていた。

 曲が始まった途端、私はジッと画面に見入り、笑いが止まらず釘付けとなった。
と言うのもピアニストの譜面に驚いたからだ。譜面台の代わりにiPadが立てて
置いてある。
 よくよく見入るとiPadには、譜面が映し出されていた。遂にここまできたかと
思っていると、ピアニスト左後方に譜めくりと思われる人がいる。しかし、待てよ。
画面を見続けても譜めくりと思われる人は一度も立ち上がらないし、もちろん
譜めくりの必要など無いだろうに、一体何をする人とぞと、もはや
ヴァイオリンの曲や演奏には耳が行かない。
 疑問に思いながら見続けたが、後方に居る譜めくりの人も、ジッと楽譜と
にらめっこをしている。
iPadをタッチしてめくる訳でもない。どのようにページをめくるのか、目を凝らして
観ていたが最後まで分からなかった。

 いよいよアンコール曲「美しきロスマリン」が始まった。何と美しい演奏だ。
耳では聴いているものの、まだ解せない。と思っているうちにアンコールも終わり、
演奏者が盛大な拍手の中、立ち上がりながらお辞儀をすると、同時に譜めくりの
人も立ち上がり、何か小さな四角い物を譜面台の左端に置いたのだ。
 あれは一体何だ。それからと言うもの興味津々の私は、ネットで調べまっくった
のである。

 iPadに楽譜をダウンロードさせておいて、譜めくりの人は小さな箱のような物の
スイッチを押すと楽譜がめくれるらしい。しかし、一人で弾く時は不便だなと思って
さらに調べると、どうやら弾きながら首を左に振れば次のページをめくれるものも
あるらしい。しかし、やはりこれは不便だと確信した。楽譜は、リピートや1カッコ、
2カッコと何ページも戻ったり、飛ばしたりすることもある。
 演奏会に譜めくりの人を頼めれば良いが、一人で練習するのには大変だろうと
思った。

 すごい世の中になったものだ。先日、知事さんとの“総合教育会議”の中で子供達と
ITとの付き合い方について話し合ったばかりだった。私たちのように途中から
ITが参入してきたことについていけてない者にとっては、信じがたい世の中と
なっている。

 今の子供たちは、生まれた時からITに囲まれており、生活環境は大きく
違ってきた。私たちの世代が生まれた時は、情報源がラジオや新聞のみだったのが、
私たちの子供の世代には、生まれた時からテレビがある。しばらくするとゲームが
登場。今はポケモンGOとかの時代である。

 音楽に関わっていると、300年余りの間、ほとんど形を変えていないヴァイオリンや
変遷しながらもその良さを失わないピアノなどの楽器には驚かされるが、
革や紙を媒体として書き継がれて来た楽譜がITの進化で一瞬に変わってしまう
この世の中は、今後どのような方向に進むのか不安がよぎるのだ。

 私などはもうついていけない時代である。


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◆日々の思い

 「石垣を積む」


           県教育庁全国高校総体推進室長 鈴木 義祐(すずき よしひろ)

 「選手宣誓!」のアナウンスが流れると、47都道府県の旗手が宣誓者を中心に
半円形に集まり、やがて宣誓者のはつらつとした声が場内に響き渡る・・・。
 全国高等学校総合体育大会、いわゆるインターハイの総合開会式の熱気が最高潮に
達する瞬間です。
 私がこの光景を初めて目にしたのは、昭和53年、中学3年生の時に福島県で行われた
インターハイの総合開会式でした。予想を遙かに超える華やかな式典を目の当たりにし、
「いつか、自分もあの場所に立ってみたい。」という憧れを持ちました。高校進学後は
陸上競技のハンマー投に没頭し、3年時の神奈川インターハイでは、図らずも
本県選手団の旗手として参加することができました。そして30年以上が経過した今、
全国高校総体推進室長として、山形、宮城、福島の三県が開催する平成29年度
全国高等学校総合体育大会の準備を進めています。インターハイとの不思議な縁を
感じる日々でもあります。

 「南東北総体」とも称される来年度の大会は、本県では39年ぶりの開催となる
国内高校生最高峰のスポーツ大会です。県実行委員会と各会場地市町実行委員会、
そして県高等学校体育連盟等、関係団体が連携を密にして、大会準備を進めています。
 また、本県選手の入賞や、元気な福島の発信に向け、県内選手の重点強化事業や、
県外強豪選手を招へいした合同合宿事業等も実施しています。さらには、高校生が
主体的に大会の広報や選手のおもてなし等を行う、高校生活動推進委員会も
各高校に設置され、活動を行っています。残念ながら総合開会式は山形県開催ですが、
本県開催の10競技については、高校日本一を目指す熱い戦いと、それを支える
高校生の献身的な姿を間近で見ることができます。
 ぜひ多くの皆様に観戦・応援していただきたいと願っています。 

 さて、話は私の趣味へと移り恐縮ですが、大会等で各地を回る機会が
多かったこともあり、全国の城郭の遺構を見ることが一番の楽しみとなっています。
 わがふるさと会津にも鶴ヶ城という立派なお城がありますが、
今度お城に行かれた際は、ぜひ、石垣にも注目してみて下さい。お城というと、
とかく天守閣の上の方にばかりに目がいきがちですが、その天守閣も石垣なしには
あり得ません。
 石垣の積み方について、江戸時代の儒学者、荻生徂徠(おぎゅう そらい)は、
自然の石をそのまま積む「野面積(のづらづみ)」、石の丸みや角を削って
平面を組み合わせ、さらに隙間に詰石をする「打込接(うちこみはぎ)」、
石を長方形に加工して隙間無く組み合わせる「切込接(きりこみはぎ)」の三種に
大別しました。

 鶴ヶ城天守閣の石垣は、一番歴史の古い「野面積」という積み方で、
「穴太衆(あのうしゅう)」という高度な技術を持った専門集団によって
造られています。自然の石を積んでいきますので、大きな石、小さな石、
ごつごつした石、すべすべした石と、さまざまです。
 それら一つ一つの石が、自分の個性を主張しながらも、がっちりとスクラムを組み、
天守閣を堅固に支えています。それは、体格、性格等、さまざまな一人一人が、
学校や職場を支えているのによく似ていると私は思っています。
 また、天守閣をその上に乗せるという壮大な目標のために、大小さまざまな石を
一つ一つ地道に積んでいくことは、われわれの毎日の生活にも似ています。
 夢や目標の実現に向かって、二度と同じ日のない一日一日を有意義に積み重ねていく、
そして、時には、石を積む方向が間違っていないかを確認する。積み方を間違えると、
夢や目標からは遠ざかってしまいます。
 
 今年度のインターハイ、「中国総体」でも多くの本県選手の優勝・入賞が見られ、
来年度への士気がますます高まってきました。
 さあ、いよいよ今度はわれわれの番です。南東北総体の成功という立派な天守閣の
完成を目指し、多くの人と協力しながら堅固な石垣を着実に積んでいく
決意を新たにするこの頃です。  

  
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◆「お薦めの一冊」コーナー

  このコーナーでは、福島県立図書館司書の「お薦めの一冊」を御紹介します。

 ○『ちっちゃな科学 好奇心がおおきくなる読書&教育論』

              かこさとし+福岡伸一/著 中央公論新社 2016

   今日、子どもの理科離れや文系理系の乖離などが着目され、子どもの理系教育への
  関心が高まっています。
   本書は、科学絵本の第一人者であるかこさとし氏と生物学者の福岡伸一氏が
  子どもの好奇心に重点を置き、対談・Q&A・授業プランなど、様々な形式で
  その解決の一端を示しています。
   理系教育に携わる人だけでなく、子どもの未来を考える全ての大人におすすめの
  一冊です。巻末に「好奇心を育むブックガイド」が掲載されています。

   福島県立図書館
    → https://www.library.fks.ed.jp


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◆学校自慢コーナー

  このコーナーでは、各学校の特色ある取組を御紹介します。詳しい内容を
 県教育委員会のホームページで紹介していますので、御覧ください。 
 

 ○「ひとみ輝く子どもがあふれる学校」

                         福島市立福島第三小学校

   本校では、明治17年の創立以来、各種教育研究全国大会、及び自主研究公開を
  数多く実施し、子どもたちの向上的な変容を求めつつ、教育専門職としての
  資質及び技能の向上に努めています。
   今年度の現職教育研究主題は、「やわらかな感性で、しなやかに学び合う子どもの
  育成」とし、道徳部会、特別活動部会、生活科部会、総合的な学習の時間部会、
  外国語活動部会、特別支援教育部会を設けて研究に取り組んでいます。

  ・福島市立福島第三小学校の学校自慢のページへ
    → http://www.pref.fks.ed.jp/school/kenpoku_s/s_fukushima_dai31609.pdf
  ・福島市立福島第三小学校のホームページへ
    → http://www.fukushima.gr.fks.ed.jp/?page_id-321


 ○「地域に支えられて70年」
 
                         南会津町立檜沢中学校
   
   本校は、今年度末で閉校し、現在の1年生と2年生は、次年度からは田島中学校に
  通学することになります。田島中学校との連携を密にし、生徒一人一人が夢や希望を
  持って、前向きな気持ちで新年度を迎えられるようにするとともに、70年の歴史に
  幕を下ろす最後の1年、檜沢中学校が有終の美を飾れるよう、全職員一丸となって
  教育活動に取り組んでいるところです。
   
  ・南会津町立檜沢中学校の学校自慢のページへ
    → http://www.pref.fks.ed.jp/school/miaizu_t/t_minamiaizu_hisawa1609.pdf
  ・南会津町立檜沢中学校のホームページへ
    → http://www.minamiaizu.gr.fks.ed.jp

 ○「口腔環境の改善を目指して」

                         福島県立いわき養護学校

   学校と家庭と学校歯科医が連携したことで、口腔環境の改善につなげることが
  できました。福島県学校歯科保健優良校表彰においては4年連続受賞、
   また平成27年度全日本学校歯科保健優良校表彰において奨励賞を
  いただきました。今後も学校と家庭と医療が連携し、歯みがきの習慣化、
  望ましい食生活や間食の摂り方に注意し、むし歯の予防に努めてまいります。

  ・福島県立いわき養護学校の学校自慢のページへ
    → http://www.pref.fks.ed.jp/school/iwaki_k/k_iwakiyougo1609.pdf
  ・福島県立いわき養護学校のホームページへ
    → http://www.iwaki-sh.fks.ed.jp/


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◆読者投稿欄「みんなの学舎」      

  「同級会の奇跡」(郡山市在住)

  中学時代は、多感な時期だと思う。卒業して35年後の夏、同級生Mくんの死を
 きっかけに集まった同級会。その後、Mくんのお墓参りが実現したのは
 2ヶ月後のことだった。
  私たちが出会った2年6組は、お世辞にもまとまりのよいクラスではなかった。
 それどころか、私自身は、クラスでも大人しく、当時アニメが大好きな女子二人を
 かばったことで、クラスで1年半も無視されるという、悲しい経験を持つ身だった。
  35年後のクラス会に参加するなど、卒業時は思いもよらないことだったが、
 時を経て参加してみようと思ったきっかけは、私をいじめたOくんからの
 電話だったからだ。「元気?」「うん。」「何かあったの?」「Mが亡くなった。」
  私たちは、一時休戦を告げる間もなく、仕事の合間に、彼の情報を集め、
 家族に連絡をとり、学級の仲間に知らせ、同級会で献杯し、お墓参りをすることに、
 全力で取り組んだ。
  短い夏が過ぎ、またもとの日常に戻る頃には、中学時代のしがらみはすっかり消え、
 Oくんの後ろ姿も頼もしく思えるほど、私たちはすっかり打ち解けていた。
  「中学時代は、多感な時期。その頃の仲間の絆は、美しく、大変うらやましい。」
 と言ってくださったのは、大人になったMくんを心から慕ってくださった
 会社の方々だった。

  私は、中学時代の影響もあり教職を志した。行く先々の学校で、中学生とともに
 生活していると、あの頃の悩んでいた自分への答えをもらうことがある。
  だからだろうか。入学式や授業開きでは必ず「いじめは絶対許しません。」という
 所信表明を行ってきた。生きにくい現代社会。子供たちの夢を叶えて、
 いじめのない社会をつくること、東日本大震災以降は、震災前の課題をも
 克服することが、私の使命である。
  生き抜く力を身に付けたたくましい子どもたちを育てるためにも、若くて、
 まだ何者でもない未熟な子どもたちに、どんな行いにも意義があることを伝えたい。
 そして、その意義は、正しいのか正しくないのか、本気で向き合って考えたい。

  この夏、同級会を機に胸のつかえがとれたことも、子どもたちに伝えていくつもりだ。
 Mくんがつないでくれた同級会のこの奇跡。みんなが集う「みんなの学舎」は、
 かけがえのない人生を支えてくれる崇高な場所なのだから。


  ※ 読者投稿欄「みんなの学舎」では、皆さまからの原稿を募集しております。
   詳しくは教育総務課のホームページをご覧ください。

   ・教育総務課 024-521-7759 
     → http://www.pref.fks.ed.jp/mailmagazine.html


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◆お知らせ

  空がすっかり高くなりました。「鰯雲を見ると遠足の日の朝を思い出す。」と言った
 友の声を思い出します。さて、ここからはお知らせコーナーです。
   
 
 ◎福島県教育委員会からのお知らせ

  ○「平成28年度教育フォーラム」参加者募集について
   
    11月6日(日)磐城桜が丘高等学校体育館で
   「今、伝えたい・想いをかたちにする喜びを」をテーマに
   13:00から開催します。
    基調講演に芸術公社代表理事でアートプロデューサーの相馬千秋氏を
   お迎えして、想いをかたちにする喜びについて考えます。
    詳しくは、教育総務課までお問合せください。

    ・教育総務課 024-521-7759 
      → http://www.pref.fks.ed.jp/

  
 ◎ 生涯学習課からのお知らせ

  ○「ジャーナリストスクール」について

   8月6日~8日、郡山自然の家、ビッグパレットふくしまにおいて
  「ジャーナリストスクール」を開催しました。この事業は今回で4回目を迎え、
  県内の小学5年生から高校生までの子どもたちが参加し、復興の道を歩む県民の姿、
  希望や夢を持ってスポーツや文化に取り組む方を取材し、新聞にまとめました。
   新聞発表会では、ジャーナリストの池上彰さんを特別講師にお迎えし、
  一班ずつ講評をいただきました。子どもたちが作った新聞は、下記URL、
  生涯学習課ホームページにてご覧いただくことができます。
   また、10月上旬頃に県内の各学校へ送付いたしますので、学級や図書室等で
  ご活用ください。ぜひ、新聞を読まれてのご意見・ご感想をメールにて
  お寄せください。
  
     ・生涯学習課 024-521-7784
       → HP   https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11055b/
       → Email shougaigakushuu@pref.fukushima.lg.jp


 ◎ 県立図書館からのお知らせ

  ○【展示】ふれあい歴史館移動展「福島の引札Ⅱ」
    期 間:平成28年10月7日(金)~11月3日(木)
    時 間:9:30~19:00(土日祝は17:30まで)月曜休館
    場 所:福島県立図書館 展示コーナー
    内 容:福島市ふれあい歴史館が所蔵する、明治・大正期の「引札」の
        展示・解説を昨年度に引き続き行うとともに、県立図書館が
        所蔵する関連資料を紹介します。併せて、期間中に関連講座を
        開催します。観覧無料。
 
  ○【講座】ふくしまを知る連続講座② 「『引札』が語る商業のまち福島の歴史Ⅱ」
    日 時:平成28年10月23日(日)14:00~15:30(90分)
    場 所:福島県立図書館 第一研修室
    講 師:福島市教育委員会 文化課市史編纂室 柴田 俊彰 氏
    内 容:10月の企画展示「福島の引札Ⅱ」の関連講座として、福島市史編纂室の
        柴田氏による講座を開催します。事前申込不要・参加無料。
  
     ・福島県立図書館 企画管理部 024-535-3200
       → https://www.library.fks.ed.jp


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□■□ 編集後記 □■□

 先日、友人家族とキャンプに行きました。みんな小さな子供たちがいる家庭なので、
さながらこども会…。キャンプ場では「にじます手づかみ」というイベントがあって、
大量の子供たちがよーいドンの合図で、池にジャボジャボ入って、にじますの手づかみを
始めました。夏の終わりのいい思い出になったことでしょう。
  しかし、小さい子供たちにはちょっと難しい課題だったようで、10分もして
捕まえられないとお父さんたちの登場。我が子に何とか捕まえさせようと、
子供たちと一緒に奮闘し始めました。そうするとお父さんの方が一生懸命になってしまって、
結局自ら捕まえるという、なんとも面白い光景でした。

 子供が一生懸命やってできないことって、助けてあげたいと思うのが
親の性なのでしょうが、ぐっとこらえて見守ることも大事だなあと思いました。1匹も
捕まえられなくて、ベソかいてもいいのではないかと思います。自然を前にして
自分の力はあまりにちっぽけだということが分かって、大いに失敗して、失敗した理由を
考えてみて、また来年チャレンジするくらいの余裕があってもいいのかなと思いました。
 要すれば、子供がチャレンジしている時に、我々は支援や教育という名のもとに、
「失敗する経験を奪ってはいないだろうか」ということです。

 真のアクティブ・ラーニングを実現するためには、「子供たちが安心して失敗できる
雰囲気や環境」を教室の中に作り出すことが必要だと思います。これからの学びは
ひとつの「正解」を出すことではなく、他者と協働して「最善解」を
導き出していくことなのですから。
 子供たちが自分の頭で考え、行動し、友人と議論や協力をして、試行錯誤の末に失敗する場
(失敗が許される場)を、教室の中に作りだすことが肝なのです。教室だけでなく、
ご家庭においても、お子さんの「失敗の権利を保障する」ことは必要だと思っています。
人生は勝つことより、「負ける」ことの方がはるかに多い。かっこよく勝つ練習ばかりでなく、
負ける練習をすることも大事ですよね。子供だけでなく、我々大人も。

 ちなみに、驚愕したのは「にじます手づかみ」の傍らで、スマートフォンを器用に操り、
ポケモンGOに興じる猛者(子供)も…キャンプに来てまで…実際の魚を前にして
魚のポケモンでも捕まえているのでしょうか…。
 失敗が許される場を築く前の課題としては、やはり「意欲」ですね。子供の意欲を
どうやって引き出すか…。これはまた大きなテーマなので、別の機会に書いてみます。


              教育総務課長 高橋 洋平(たかはし ようへい) 


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 ・お問い合わせは、福島県教育庁教育総務課へお願いします。
  電話 024-521-7759
  メールアドレス k.kouhou@pref.fukushima.lg.jp
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 ・このメールは携帯電話の形式には対応しておりません。

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■編集・発行 福島県教育委員会
 発行日 平成28年9月20日(火)
  http://www.pref.fks.ed.jp/
  e-mail k.kouhou@pref.fukushima.lg.jp

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■□■ 躍動!「チームふくしま」 ■□■