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       □■□ うつくしま教育通信 Vol.133 □■□2015.6.22

  発行:福島県教育委員会        http://www.pref.fks.ed.jp/

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☆☆ 目次 ☆☆ 
◎リレーエッセイ
  県教育委員会委員      浅川 なおみ(あさかわ なおみ)
◎日々の思い
  前桑折町立醸芳小学校長 会田 智康(あいた ともやす)
  (現桑折町教育長)
◎お薦めの一冊コーナー
◎学校自慢コーナー
  いわき市立磐崎小学校
  喜多方市立会北中学校
  福島県立会津工業高等学校
◎お知らせ
◎編集後記

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◎リレーエッセイ 

「県教育委員として」

           県教育委員会委員 浅川 なおみ(あさかわ なおみ)

 4月1日付けで教育委員を拝命することとなりました。この重責を
全うできるかどうか不安で一杯ですが、自分の考え、信念、情熱を持って
頑張りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 さて、第6次福島県総合教育計画の基本理念に「“ふくしまの和”で奏でる、
こころ豊かなたくましい人づくり」とあります。
“和”とは何か、と考えた時、私は相手を認めて初めて“和”が
できるのではないかと思います。それぞれ各人の考えは違っていても相手と
理解し合えた時に、相手と共にこころ豊かに成長できるのではないかと
思っています。

 また、“和”は「なごませる」「やわらげる」などの意味もあります。
県民の心を和ませ心を一つにすることを静と捉えると、動の部分は、声や楽器を
使って演奏し、美しいハーモニーを奏でることと捉えられるでしょう。
音楽において日本最高レベルの福島県であるからこそ、基本理念に盛り込まれた
“和”という文言に敬服いたしました。

 4月8日には、教育委員として “ふたば未来学園高校開校式”に
参列させていただきました。
 ふたばの教育復興応援団のお一人である東京藝術大学長が揮毫された、
味のある“翔”の文字に込められた想いをひしひしと感じました。 
新入生一人ひとりが世界に羽ばたくようにとの想いが込められ、素晴らしい
贈り物だと感動しました。

 また5月4日には、郡山青少年会館で行われた県文化振興課主催の
「チャレンジふくしまパフォーミングアーツプロジェクト」に申し込み、
音楽部門のワークショップを見学させていただきました。
 講師の大友良英さんの「楽譜を読めない人でも参加OK、また音の出る物で
あれば何でも持参OK」との呼びかけに、さすが音楽の盛んな福島県、手に弦楽器、
木管、金管楽器を携え、あるいは背丈の3分の2もあるチェロを背負って、
多くの児童生徒が集まりました。
 これから作り上げられるミュージカルでこれらの楽器の音色がどのように
映像とマッチするのか楽しみです。
 私も陰ながら見守り、発表会も是非行きたいと思っています。

 4月の定例教育委員会の帰り道、車の中である考えが閃きました。
 そういえば県には福島県庁混声合唱団『きびたき』がある。練習はいつ、
どこでやっているのだろう。入団テスト、あるいは年齢制限はあるのだろうか、
優秀な合唱団ゆえ、年齢制限にかかりそうな時は、年齢をサバ読みして
申し込もうとさえ考えるなど、妄想が止まらないくらいでした。
 家に着き、よくよく調べてみると、私は全く参加不可能なことがわかりました。
さきほどまでの気持ちが打ちくだかれ、目の前に黒いカーテンがスルスルと
垂れ下がったような気分でした。
 なので心機一転し、私は福島県庁混声合唱団『きびたき』の
私設応援団として活動しようと心に誓いました。

 以上のように、教育委員になったことで、私は今まで気づかなかった
福島県のすばらしさを再発見することができました。


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◎日々の思い

「心に響く問いかけ」                            

           前桑折町立醸芳小学校長 会田 智康(あいた ともやす)
            (現桑折町教育長) 

 中学2年生だったある日、教室から国旗掲揚塔に人が登っているのが見えた。
何かの不具合を業者が直しているようだった。それを見つけた級友が「すごい!
あんな高いところに登るなんて」と感心すると、別な誰かが「仕事なんだから
当たり前だろ」と言った。
 その時、教室に入ってきた担任の先生が言った言葉。
「じゃあ、みんなの仕事は何なんだ。勉強だろう。それを当たり前にやっているか?」

 中学1年生のときの担任だった先生の問いかけも、忘れられない。
バスケットボール部顧問をしていたその先生は、ある日の道徳の授業で、
バスケットボールの試合では、作戦としてわざとファウルをすることがあることを
話しながら、こう言った。
「それでもルールは守るべきかどうか、みんなはどう思う?」

 お二人の先生には、自分も教員になってからお会いしたとき、お礼を申し上げた。

 教員になる前、林竹二先生の授業実践記録をいくつか読んだ。教育哲学を
専門とする大学学長が小学校や高校に出かけて行って、人間についての授業をする。
「人間を人間たらしめるものは何か?」という問いを突き付けられて、
子どもたちは集中して考え、自分自身と向き合い、変わっていく。
大きく深い問いかけに憧れた。自分もいつかと思ったのだが…。

 祭りに酒を持ち寄ることになっていたが、「自分一人ぐらい水を持って行っても
分からないだろう」と考えた村人がいたという寓話は、よく使わせてもらった。
集まった酒を飲んだら、水だった。
 村人全員が「自分一人ぐらい決められた通りにしなくても」と考えた結果
そうなったのだ。
 子どもたちに、「みなさんも、自分一人ぐらいと思って無責任なことを
してしまうことはありませんか?」と問いかけてみた。

 子どもの頃、地球が奇跡のような偶然で生命を育む星になった話を読んで
感動した。折にふれそのことを思い返し、退職の年の秋、星がきれいに
見えるようになった時期の全校集会で、「きせきのほし きせきのわたしたち」
という題で話をした。「そう考えると、自分も、周りの人も、毎日の生活も、
もっともっと大切にしようと思うでしょう?」と結んだ。

 教育は、結局は自分の価値観を子どもに問いかけることではないかと思っている。
どれだけの問いかけができるかは、自分がどれだけの価値の追究をしたかによる。
自分相応のことしかできないから仕方なかったという思いと、もう少し
追究したかったという思いがある。

※会田智康先生は、平成26年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)を
 受賞されました。


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◎お薦めの一冊コーナー

 このコーナーでは、福島県立図書館司書のお薦めの一冊を御紹介します。

 ○おすすめの一冊

  『民主主義の本質と価値 他一篇』 ハンス・ケルゼン/著 岩波書店 2015

 オーストリア出身の公法学者・国際法学者ハンス・ケルゼン
(1881ー1973)の代表作であり、時代に合った新訳をという要望により、
約30年ぶりに再版されました。

 「・・・自らについての自由な批判が可能であるということこそ、民主主義が
もたらし得る、他の政治体制にまさる長所ではないか」(序文より)

 本書は、現代の自由な批判のもとで再読されることにより、新たな意義を
得るのではないでしょうか。
                         (県立図書館司書 N.T) 

  県立図書館024−535−3218
  https://www.library.fks.ed.jp/

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◎学校自慢コーナー

 このコーナーでは、各学校の特色ある取組を御紹介します。詳しい内容を
県教育委員会のホームページで紹介していますので、御覧ください。   

○『あいさつと笑顔がとびかう花いっぱいの磐崎小学校』

                 いわき市立磐崎小学校

 磐崎小学校の児童の自慢は、オレンジ橋(小校庭と大 校庭とをつなぐ
横断歩道橋)、みかんの木、季節ごとに校 庭を彩る色とりどりの花々・・・
耐震化工事の影響で今年度の緑化活動はやや制限されますが、610名の
児童が元気いっぱいに生活しています。

  いわき市立磐崎小学校の学校自慢のページへ
→ http://www.pref.fks.ed.jp/school/iwaki_s/s_iwaki_iwasaki1506.pdf
  いわき市立磐崎小学校のホームページへ
→ http://www.iwaki.gr.fks.ed.jp/?page_id=198
  

  
○『地域と連携した学びと活動』

                 喜多方市立会北中学校

 熱塩加納町には歴史的文化や伝統があります。地域と共に歩む学校づくりを進め、
郷土と自分に誇りと自信が持てる生徒の育成を目指しています。

  喜多方市立会北中学校の学校自慢のページへ
→ http://www.pref.fks.ed.jp/school/aizu_t/t_kitakata_kaihoku1506.pdf
  喜多方市立会北中学校のホームページへ
→ http://www.kitakata.gr.fks.ed.jp/?page_id=96


○『パソコン甲子園への取組 〜本選出場を目指せ!会工生の挑戦〜 』

                 福島県立会津工業高等学校

 2003年より会津大学等によって主催・運営されるパソコン甲子園。
本校では、毎年情報技術科の生徒が中心となって取り組み、参加してきました。
 昨年度は、3年生がプログラミング部門とモバイル部門で予選を突破し、
本選へと進出しました。
 
 福島県立会津工業高等学校の学校自慢のページへ
→ http://www.pref.fks.ed.jp/school/aizu_k/k_aidukougyo1506.pdf
 福島県立会津工業高等学校のホームページへ
→ http://www.aizu-th.fks.ed.jp/htdocs/

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☆☆お知らせ☆☆

  子どもたちの通学路に、色とりどりの傘が並ぶ季節となりました。
こんな季節だからこそ、明るく晴れやかな気分であることを心がけたいものですね。
  さて、ここから6月のお知らせコーナーです。
   
◎ 教育総務課からのお知らせ
  ○「県庁に みんなの声を 届けよう!」プロジェクト 参加者募集

 これまでの「県庁子ども参観デー」にかわって、
「県庁に みんなの声を 届けよう!」プロジェクトを実施します。
 今年は子どもたち自身に、「ふくしまのよりよい未来をつくるために
〜子どもたちの提言〜」を考えてもらいます。
さらに、まとめた意見を知事さんや教育長さん等の前で発表してもらいます。
 子どもの声を県庁に届ける、またとないチャンスです。
 子どもたちに応募について奨励ください。

  日  時:平成27年8月7日(金) 9時00分〜15時00分
  募集期間:6月15日(月)〜7月3日(金)必着
  対  象:小学5・6年生(必ず保護者(引率者)同伴とします。)
  定  員:30名(保護者(引率者)を除く)

  詳しくはこちらを御覧ください。
   → http://www.pref.fks.ed.jp/koe%20PJ/hp.html

  ○平成27年度「ふくしま子ども宣言」作文コンクール 作品募集

 読書は、子どもたちの心を自由にし、未来へ羽ばたく知恵と勇気を
与えてくれます。
 とりわけ東日本大震災のときには、絵本や本は子どもたちの心の
よりどころとなり、生きる希望を取り戻すきっかけになりました。
 そこで、福島県教育委員会では、「読書で心を豊かにする」をテーマとして
「ふくしま子ども宣言」作文コンクールを実施します。
 このテーマは、福島県の子どもたちが作った「ふくしま子ども憲章」の
一項目にも設定されています。  
 本を読んで心が動かされた経験を振り返って文章にまとめることにより、
読書のおもしろさや奥深さに気づくよう、子どもたちに応募について奨励ください。

 募集期間:7月1日(水)〜8月27日(木)
 対  象:県内に在住の小学6年生及び震災等により県外に避難している
      小学6年生

  詳しくはこちらを御覧ください。
   → http://www.pref.fks.ed.jp/yume/27yume/27index.htm


◎会津自然の家からのお知らせ
 ○「大自然わくわくキャンプ」参加者募集

  日  時:平成27年8月5日(水)〜8月7日(金) 
  募集期間:6月26日(金)〜7月22日(水)
  対  象:小学5年生〜中学3年生
  定  員:40名
       (応募多数の場合は抽選)
  参 加 費:4400円
  内  容:2泊3日の楽しいテント泊キャンプ
       4回4種類の野外炊飯や野外活動など盛りだくさん
 
  会津自然の家 0242−83−2480 
  http://www.aizu-nc.fks.ed.jp/


◎ふくしま教育総合ネットワーク(FKS)からのお知らせ
 ○市町村教育ポータルサイト導入支援実施中

   現在利用している市町村の一覧
    → http://www.web-meeting.gr.fks.ed.jp/?page_id=1126  
   導入サポートサイトQ&A
    → http://www.web-meeting.gr.fks.ed.jp/?page_id=1124
   ※導入後のお問い合わせは、情報教育チームにお願いします。

 
◎施設財産室からのお知らせ
 ○広告を募集しています!

 県教育委員会及び県立図書館のHPのトップページに掲載いただける
広告を募集しています。

   詳しくはこちらを御覧ください。
    → http://www.pref.fks.ed.jp/koukoku/index.html


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□■□ 編集後記 □■□

 大学時代に投票権年齢の引下げについて議論した折、私は日本では実現しないと
予想していました。しかし、先日、選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に
引き下げることなどを内容とする公職選挙法の改正が行われました。
社会に関わることについて、人々の意識が変わり、子どもたちも変わってきたことを
実感した出来事でした。

 本改正とともに「主権者教育」という言葉が広まりつつありますが、もともと
教育の目的の一つは、平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な資質を
育むことです(教育基本法)。

 福島では、特に震災後、社会と関わりたい、地域と関わりたいと考える子どもたちが
増えています。そうしたチャンスをできる限り広げたいとの思いで、
8月7日の「県庁に みんなの声を 届けよう!」プロジェクトを開催します(「お知らせ」参照)。

 既に何件かご応募をいただいており、難しい問題も正面から考え、伝えようとする小学生の
意気込みを感じています。
 ぜひ関心のある御家庭に御案内いただきますようお願いします。

             教育総務課長 大類 由紀子(おおるい ゆきこ)

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■配信の申込み等に関して
 配信の申込み、停止は次のページにてお手続きください。
 http://www.pref.fks.ed.jp/mailmagazine.html

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■このメールについて
 ・お問い合わせは、福島県教育庁教育総務課へお願いします。
  電話 024-521-7759
  メールアドレス k.kouhou@pref.fukushima.lg.jp
 ・このメールの再配信は御遠慮ください。
 ・このメールは携帯電話の形式には対応しておりません。

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 編集・発行 福島県教育委員会
 発行日 平成27年6月22日(月)
  http://www.pref.fks.ed.jp/
  e-mail k.kouhou@pref.fukushima.lg.jp

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