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       □■□ うつくしま教育通信 Vol.119 □■□2014.4.21

  発行:福島県教育委員会        http://www.pref.fks.ed.jp/

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☆☆ 目次 ☆☆ 
◎日々の思い
  県教育委員会教育長 杉 昭重(すぎ あきしげ)
◎リレーエッセイ
  県教育委員会委員 佐藤 有史(さとう ゆうし)
◎お薦めの一冊コーナー
◎学校自慢コーナー
  いわき市立入遠野小学校
  会津美里町立新鶴中学校
  福島県立白河高等学校
  郡山市立富田中学校・福島県立郡山養護学校
◎お知らせ
◎編集後記

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◎日々の思い

 「子どもの夢の実現を目指して」
                  
             県教育委員会教育長 杉 昭重(すぎ あきしげ)       

 東日本大震災から3年が経過した今、福島県教育長の思いを載せたいと、
教育誌「内外教育」(時事通信社毎週2回火・金曜日発行)から原稿依頼があり、
ちょうど震災から3年目の3月11日号に掲載されました。この記事には、
教育復興にかける私の思いを述べさせていただきました。それから1か月が
経過しましたが、子どもの夢を支援するという強い思いには変わりが
ありませんので、4月の状況に書き換えて、再掲させていただきます。

 東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年と1か月が
経ちました。当時、私は高校の校長として、大きな被害を受けた校舎から生徒を
避難させ、翌月からは体育館や仮設校舎で授業を行いました。その校舎も改築が
終わり、この4月から新しい校舎で授業を行うことができるようになりました。 

 一方、福島県民は未だに13万人を超える方が、故郷を追われ県内外で
避難生活を送っています。そのうち約1割が児童生徒で、転校を余儀なく
されています。原発事故の影響を受けた地区の小中学校では、この4月、
双葉町、浪江町の4校が学校再開しましたが、6校が依然臨時休業、また、
田村市などで4校が自校再開、南相馬市で1校が廃校・統合となりましたが、
依然34校が本来の場所を離れて、他施設や仮設校舎で授業を行っています。
高校など県立学校は9校が避難先等で開校しています。

 いずれの学校も原発事故前の在籍数を大幅に下回っています。これは、
帰還困難区域、居住制限区域はもちろん、避難指示解除準備区域においても
除染等の対策が遅れているからです。風評等も含めいろいろな要因で
住民帰還が進んでいないのが実情です。

 しかし、子どもたちは元気です。必ずしも十分でない教育環境の中でも、
児童生徒はけなげにがんばっています。震災と原発事故は不幸なことでしたが、
そこから立ち上がり、大きく成長しているように思います。一人一人が今
何をやらなければならないかを自覚し、文武両面にわたって活躍しています。
そのエネルギーが故郷ふくしまの復興・再生に向けて尽くしている大人たちの
背中を押しています。

 震災と原発事故を経験した福島の子どもたちは、将来の夢として何らかの
形で故郷ふくしまの復興・再生に役立ちたいと考えています。その子どもたちの
夢の実現を支援するのが私の役目です。そのためにも児童生徒の教育環境を
しっかりと整えなければなりません。体力向上などの課題をひとつひとつ
克服しながら、私の目指す「こころ豊かなたくましい人づくり」を
行っていきます。


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◎リレーエッセイ 

 「日本人の好きなサクラ」

             県教育委員会委員 佐藤 有史(さとう ゆうし)


 会津の地にもようやく桜が咲き始め、満開の処もある頃だ。雪深く厳しい冬を
乗り越えた地域の人にとっては、何よりも待ち遠しかった時期だ。
 ソメイヨシノやシダレザクラの淡いピンク、ヤマザクラの純な白、ヤエザクラの
重なり合う花びら、と気持ちを和ませてくれる。毎年、鶴ヶ城の桜の満開時には
花を観に必ず足を運ぶ(本音は「ダンゴ」のほうがうれしいのだが)。
 晴天の日の真っ青な空と城内の満開の桜の木々と天守閣との共演は、また一年
頑張ろうという気にさせてくれる。私にとっての一服の清涼剤だ。

 桜の季節、学校でも、職場でも気分を一新する時期でもあろう。先日、
娘の中学校入学式に参加してきた。子どもたちの目はみな緊張感の中にも
希望や志のある感じに受け取れた。

 先生は誰になるのか、勉強は難しくなるのか、部活はどうするのか、
新しく友達はできるのか、いろいろ不安なことも思っていることと思う。
必要な自分の心配はどんどんして、ひとつひとつ壁を乗り越えながら成長し
社会の一員になっていってほしい。人それぞれの桜の印象と共にできたら
もっと充実感が増すのではないだろうか。また、教職員の方々は新入児童・
生徒を迎えたり、各学年でのクラス替えや新たな職場と慣れない環境で
大変な時期かと思いますが、御自身、御家族のため、保護者のひとりとしては
子どもたち、地域のためと思い御尽力をお願い致します。

 さて、ソメイヨシノの寿命は一説によると定かでないといわれている。
もともと接ぎ木で数を増やしてきた種で、歴史も浅く江戸時代の中期頃からの
ものとされている。鶴ヶ城内のそれは、古いもので100年を超える
老木もある。心配なのは寿命がわからない桜が朽ちていく時が
来てしまうのではないかということ。もちろん、管理者による手入れは
しているし、少しでも寿命を延ばすため、栄養度の高い土で表土を覆う試みも
民間団体で行っている。

 鶴ヶ城は国の指定文化財になっており、新たな植樹も厳しいとのこと。
昔の文化、歴史を引き継ぎ、大切な史跡を後世につないでいくことは
重要だと思う。当時の暮らし方、調度品、土木・建築の技法など
貴重な資料となり、温故知新のごとく今を生きるヒントになりうるから。
反面、会津のシンボルで桜の名所にもなっている城内には、
約1000本もの桜の木が素晴らしい景観をつくり観光スポットとなっている。

 春の桜花、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と四季折々の美しさを演出して
くれる。城(歴史)があり、桜があり、人が集まる。現代の文化がそこに
生まれている。桜のない鶴ヶ城を想像するとまさに華がなくなってしまう。
 学術と商業の折り合いはないものか、古来の文化と現代の文化の共存を
考えなければいけないのだろう。


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◎お薦めの一冊コーナー

 このコーナーでは、福島県立図書館司書のお薦めの一冊を御紹介します。

 ○おすすめの一冊 『読む時間』
          アンドレ・ケルテス/撮影 創元社 2013

 学校で、公園で、電車で、窓辺で、ベッドで、さまざまな場所で読んでいる
人たちの姿が写された写真集です。本、新聞、手紙などを、子どもから大人まで
さまざまな人が読んでいます。それぞれの「読む」時間とは、つかの間、
自分だけの思考ができる時間ではないでしょうか。
 谷川俊太郎氏による巻頭詩「読むこと」と一緒にお楽しみください。
                       (県立図書館司書 S.S) 

県立図書館024−535−3218
  http://www.library.fks.ed.jp/

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◎学校自慢コーナー

 このコーナーでは、各学校の特色ある取組を御紹介します。詳しい内容を
県教育委員会のホームページで紹介していますので、御覧ください。   

○『地域のくらしや知恵、歴史や文化に学ぶ体験的な活動』

                       いわき市立入遠野小学校

 本校の校庭にある柳の木は,三世代目です。長年地域を見守ってきた学校の
シンボルで、「おお柳」と呼ばれて親しまれています。「『おお柳』のように
強靭で柔軟な心身ともにたくましい子ども」の育成をめざして、
生活科や総合的な学習の時間等に、地域の方々との交流や体験活動、
地域の歴史や文化を調べる活動等を行っています。一人ひとりが地域を
見つめ直し、地域に学ぶ活動を通して、地域のよさへの理解や愛着を深め、
地域を大切にする心も育んでいます。

  いわき市立入遠野小学校の学校自慢のページへ
→ http://www.pref.fks.ed.jp/school/iwaki_s/s_iwaki_iritoono1404.pdf

  
○『夢をかなえる〜「可能性を拓く新中生」〜』

                      会津美里町立新鶴中学校
 
 教育目標「豊かな心を持ち、自己の可能性を拓く新中生」から、
「夢を持ち、夢に向かって努力する」ことを重視しています。生徒たちは、
夢の実現に必要な資質や力を身につけるために、学校自慢のページのような
取り組みを特に重視して活動しています。
  
 会津美里町立新鶴中学校の学校自慢のページへ
→ http://www.pref.fks.ed.jp/school/aizu_t/t_aizumisato_niituru1404.pdf


○『難関大学集中講座』

                      福島県立白河高等学校

 平成25年度から進路指導部及び学力向上委員会を中心として、生徒
一人一人のより高い次元での進路実現を図れるよう、難関大学の入試動向や
難関大学へ進学した本校卒業生を招き、難関大学集中講座を開講しました。
「登龍魂」の体現による文武両道の後輩たちの日々の学習の励みになるよう
実現をどう図ったかなど、貴重な体験談を語ってもらいました。
 
 福島県立白河高等学校の学校自慢のページへ
→ http://www.pref.fks.ed.jp/school/kennan_k/k_shirakawa1404.pdf
 福島県立白河高等学校のホームページへ
→ http://www.shirakawa-h.fks.ed.jp/

 
○『「地域で共に学び、共に生きる教育」の実現を目指す交流及び共同学習』

                      郡山市立富田中学校
                       福島県立郡山養護学校
 
 富田中学校と郡山養護学校では、本県の目指す「地域で共に学び、
共に生きる教育」の実現に向け、教科学習による授業交流に取り組んでいます。
生徒相互の豊かな人間性を育むとともに、中学校の教科指導と特別支援学校の
支援が必要な生徒への学習指導、お互いの専門性を学び、高め合う相乗効果を
ねらいます。

 郡山市立富田中学校・福島県立郡山養護学校の学校自慢のページへ
→ http://www.pref.fks.ed.jp/school/kentyu_k/k_kooriyamayogo1404.pdf
 郡山市立富田中学校のホームページへ
→ http://www.edu.city.koriyama.fukushima.jp/tomita-j
 福島県立郡山養護学校のホームページへ
→ http://www.koriyama-sh.fks.ed.jp/

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☆☆お知らせ☆☆

 福島盆地は桜の花に続き、くだものの花の季節を迎えようとしています。
新しい年度、皆様はどんな出会いがありましたか。 
 さて、ここからは4月のお知らせコーナーです。 
 
◎第6次福島県総合教育計画「平成26年度アクションプラン」について

 本県では、平成23年3月に発生した東日本大震災・原子力災害からの
復旧・復興や福島県総合計画「ふくしま新生プラン」等への対応を図るため、
平成25年3月に第6次福島県総合教育計画を改定し、震災等からの復興・
再生に向けて取り組むべき施策を積極的に展開し、計画の推進を図ってきた
ところです。
 第6次福島県総合教育計画では、その運用に当たり、毎年度重視する観点を
定め、これに基づき実施する事業を明らかにすることとしています。
 そこで、これまでの各種施策の成果等を踏まえながら、今年度重視する観点
及び施策ごとに実施する事業等を体系的に示すものとして「平成26年度
アクションプラン」を策定しました。
 これに基づき、未来を担う子どもたちが将来への希望や生きる喜びを
実感できるよう、ふくしまの復興・再生に向けたふくしまならではの教育を
一層推進してまいります。
 「平成26年度アクションプラン」の詳細は、下記を御覧ください。

 ○第6次福島県総合教育計画「平成26年度アクションプラン」
  リーフレット(PDF)
   → http://www.soumu.fks.ed.jp/soumu/s_images/tirasi26.pdf
 ○第6次福島県総合教育計画「平成26年度アクションプラン」
   → http://www.pref.fks.ed.jp/keikaku/action.html


◎ 県立博物館からのお知らせ
 ○写真展 東北−風土・人・くらし

 本展は、宮城県出身の写真評論家飯沢耕太郎氏の監修のもと、東北に
ゆかりのある世代も表現もさまざまな10組の写真家による作品で
構成されています。
 本展は、さまざまな年代の、異なる表現をもちいた写真家の視点を通して
奥深い東北の魅力を海外の人に伝えることを目指しています。
 本展は、北京・イタリア・オーストラリアなど5年間40都市を巡回し、
東北の豊かな自然や独特の祭りのようすを世界に発信してみました。
 今回は一時日本に里帰りする機会に県立博物館で公開されることに
なりました。

  場 所:県立博物館 企画展示室
  期 間:開催中 〜 平成26年5月18日(日)
  観覧料:一般・大学生 500円 、高校生 200円、
       小・中学生 100円 
  
   県立博物館 0242−28−6000
   http://www.general-museum.fks.ed.jp/


◎県立美術館からのお知らせ 
 ○ちひろ美術館コレクション 「世界をめぐる絵本の旅」

 東京と長野にある「ちひろ美術館」は、絵本作家いわさきちひろの
作品をはじめ、2万6千点をこえる世界各地の絵本原画を収集、
展示しています。これは、名作絵本原画の世界的なコレクションです。
 子どもにとって、絵本の世界は、はじめて出会う美の扉。そして、
大人にとっては、幼い日の記憶と新たな美を発見する小さな窓です。
 この展覧会では、ちひろ美術館コレクションのなかから、珠玉の作品
約150点を厳選して展覧します。
 また期間中は講演会やおはなし会、映画上映などもおこなわれます。
 のどかな春の一日、世界中の絵本をめぐる旅に出かけてみませんか?
 
  期 間:4月26日(土)〜6月1日(日)
  開館時間:9時30分〜17時(最終入館は16時30分)
  観覧料:一般・大学生 800円 、高校生以下 無料

  県立美術館 024−531−5511
  http://www.art-museum.fks.ed.jp/


◎いわき海浜自然の家からのお知らせ
 ○『春のオープンデー』のお知らせ

 柏餅作りやグランドゴルフなどの楽しいニュースポーツ体験、
さまざまなクラフト体験、ミニ化石発掘体験、オリエンテーリング、
作品展など自然の家ならではの企画事業となっています。
 どなたでも参加できますので、お誘い合わせのうえおでかけください。
  
  場 所:いわき海浜自然の家
  期 間:平成26年5月25日(日)10:00〜15:00
  対 象:どなたでも参加可
  
  いわき海浜自然の家 0246−32−7700
  http://www.iwaki-nc.fks.ed.jp/

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□■□ 編集後記 □■□
 
 リレーエッセイにもありましたが、私も例に漏れず桜が大好きです。桜を愛でるのも、
桜を愛でる人を眺めるのも好きです。
 今年は花見山公園に行きました。先代園主の阿部一郎さんが亡くなられて最初の春。
一郎さんが天から見守っておられたのか、花々は艶やかに咲き誇っていました。
 これは一郎さんが植えた桜かな?多くの人に見てもらいたいだろうな。― 桜を植えた人の
思いを想像してみる、そんな楽しみ方もあるのですね。
 今月号から編集後記を担当します。県内外にふくしまの取り組みを発信していきたいと
思います。どうぞよろしくお願いします。
       
                                教育総務課長 大類 由紀子

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■このメールについて
 ・お問い合わせは、福島県教育庁教育総務課へお願いします。
  電話 024-521-7759
  メールアドレス k.kouhou@pref.fukushima.lg.jp
 ・このメールの再配信は御遠慮ください。
 ・このメールは携帯電話の形式には対応しておりません。

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 編集・発行 福島県教育委員会
 発行日 平成26年4月21日(月)
  ホームページ http://www.pref.fks.ed.jp/
  e-mail k.kouhou@pref.fukushima.lg.jp

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